医療法人昨雲会 飯塚病院 看護部
ご挨拶
総看護部長よりご挨拶
総看護部長・医療事業部長を務めております湯田文彦と申します。
私の精神科看護師としてのモットーは「言動には必ず理由がある」であり、患者様との関わりにおいては「患者様と看護職員のパートナーシップ」に拘り関わってきました。飯塚病院看護部で取り組んでおります「患者参画型看護」は患者様の想いに基づき、患者様(家族)と看護職員が相談しながら看護展開を行います。工夫をしながら関わる看護職員も多くおり、その関わりを支えつつ、患者参画型看護の質を高めていけるよう努めて参りたいと考えております。
私が兼務します飯塚病院医療事業部、法人の地域ケア事業部においても、同様の考えに基づいて運営し、飯塚病院としての役割を果たしつつ、法人として精神領域も含めた地域包括ケアシステムに対する取り組みを推進していきたいと考えております。会津北西部の中核の医療機関として、社会福祉法人天心会とも連携し、入院・入所施設としての役割を果たしつつ、在宅サービスのキャパシティを広げ、地域住民のニーズに応えられるよう進めていきたい。また、住み慣れた自宅・地域でより長く生活できる事に貢献していけるよう、取り組みを進めていきたいと考えております。
最後に、利用者にとって良い病院、働く職員にとって良い病院をスローガンとして改革を進め、精神科病院(精神科医療)の偏見を少しづつでも減らし、地域住民の方に身近で、気軽に利用して頂ける病院・地域づくりに努めて参ります。よろしくお願い致します。
昨雲会 地域ケア事業部長
2024年7月18日
湯田文彦
(精神科認定看護師)
看護部長よりご挨拶
飯塚病院看護部の大きな特色として、その人の自己決定を尊重し、共同するための「参画型看護計画」があります。この「参画型看護計画」は、寄り添い、傾聴し、対話を繰り返していきながら、自己決定を尊重し、一緒にケアを作り上げていく過程を大切にしています。これは当院だからこそできる精神科看護の醍醐味であり、楽しさだと思っています。
私は看護をしていく中で、「納得」を最も大切にしたいと思っています。精神医療を受ける方も御家族も、納得が出来ないのは大変辛いことです。知識・技術・態度を総動員し、「納得」にできる限り近づけていくのが精神科看護師の腕の見せ所だと思っています。
私の恩師、中山洋子先生(福島県立医科大学看護学部初代看護学部長)のお言葉をお借りしますが、「“あたりまえ”を、当たり前に」。
「今日はこの服を着る」「こんな化粧をしたい」そんな日常的な「あたりまえ」を叶えるために。「旅行に行きたい」「仕事復帰したい」そんなリカバリーを「あたりまえ」に発言できるように。ちいさな日常的な「あたりまえ」を大切にしていくことが人生の彩りにつながると思います。
法人内にはCSNセンターという地域における精神保健福祉の拠点があり、入院中から退院後までサポートする体制が出来ております。病院長は「地域から病院を見る」「閉じたコロニーになるのを避ける」と常々言っており、病院だけではなく、地域全体でのサポートが受けられるのも強みです。
働く職員も日々の看護に「納得」できるように努力しています。
資格取得を目指した奨学生制度、卒後教育を充実させるためのプリセプター制度やクリニカルラダーが整備されています。また、院内・院外の研修を積極的に活用し、職員ひとりひとりの成長を大切に考えています。
・ 当事者の皆様にはリカバリーとその人らしさを。
・ ご高齢の方には笑顔と優しさを。
・ ご家族には安心とねぎらいを。
・ 職員同士は和とおたがいさまの精神を。
まだまだ発展途上ですが、一人ひとりの夢の実現に向けて、納得し、協力し合える看護部を目指しています。当院の精神科看護にご興味をお持ちの看護師・看護学生の方、精神保健福祉の関係者の方。病院で働きたいという未経験の方でも。ぜひ一度、気軽に見学にいらしてください。
看護部長 明間正人
看護部の理念
患者様固有の人生に関心を寄せ、その人にとっての最善の看護を常に考え行動します。
看護部の方針
- 患者様及び家族の意向に基づいた看護を実践する。
- 関係者及び協働する者同士の「和」を大切にする。
- 倫理に基づいて考え行動する。
- 看護職として社会的な役割を果たす。
2016年10月21日